ありがとうを伝えたい②渡韓〜人の優しさ。
ねぇ。
カムバってすごいね??
セブチを好きになって2ヶ月。
現地のライブのラストに『7/16にカムバするよ』って映像が流れた時は、さすがに地蔵型(好きな対象物を見つめることに精一杯で微動だにできず声すら出せない応援方法)(心は死ぬほど盛り上がっている)のおばちゃんも『びああああ!!』って声が出たよね。
もうちょっと可愛い声出したかった。
これから毎日いろんな発表があるかと思うと、とても嬉しいし、わくわくするし、ありがとうセブチちゃん、ありがとうスタッフの皆さんという気持ちでいっぱいです。
ちなみにカムバ=comeback。
新しいアルバムを発表し、新曲を携えてファンの前に戻ってくることを表しています。
カムバ期間中は、いろんなテレビ番組などに連日出演して、毎日のように彼らの姿を見ることができるそう。
ファンにとって、とっても嬉しいことの意!
いやしかし。
これが同一人物だなんて……。
うそだろ……なんなのキム・ミンギュ…。
ミンギュ沼には落ちたくない……うう……なんだこの胸の苦しさは…。。助けて…。。
そんなカムバの空気に感謝しながら振り返るセブチちゃんソウルコンの旅。
今回は、我ながらなかなかの珍道中だったホテルに着くまでのお話。
とにかく言いたい。
韓国の人たち、めっちゃ優しかった。
現地ではたくさんの韓国人にお世話になった。
方向音痴で、韓国語も話せなくて、途方に暮れてる私に対して、冷たい態度を取る人は誰1人いなかった。
ざっくり話すと、仁川空港からホテルまで、本来なら1時間半くらいで着くはずなのに、結果的に3時間くらいかかったんですよね〜。えへへ。
ここからめっちゃ長くなったので、時間ある時にでも読んでくれ。
今回はライブ当日入りだったので、絶対飛行機に遅れてほしくなくてLCCは見送り。
大韓航空で成田第1→仁川第2のルートで行きました。
羽田→金浦は楽だけど、値段はお高め。成田発とは1万円以上違う感じかな。
仁川から金浦までは、地下鉄1本で40分くらいの距離。
でも直通列車のA'REXに乗っちゃえばソウル駅まで40分で行けちゃうので、時間に余裕があるなら仁川でも無問題!
私が乗ったのはコードシェア便で、日本人のCAさんも乗り組んでいたのでアナウンスは行きも帰りも日本語あったよ。うれしいね。
ちなみに大韓航空はアプリもあって、事前チェックインもできる。まぁ便利。
ただし旅行代理店などで取ったチケットはアプリでは出来ません。
ええ、出来ませんでした。笑
余談ですが、渡韓前にスマホには下記のアプリをダウンロードしていきました。
とりあえずコネスト地図だけは絶対入れていけ。これさえあればなんとかなる。
日本語表記の地図と、地下鉄検索がひとつでできる優れもの。
本当に私はこのアプリに助けられたよ…。
行きはこんな感じ。内容は選べません。
帰りは牛丼だったな。
仁川第2空港は、出来たばかりの新しい空港。
第1はあまりに広すぎて移動が大変みたいだけど、第2はこじんまりしてて移動も楽だし、綺麗だし、お店も一通り揃ってます。
我らがオリーブ・ヤング(最新のコスメ・お菓子などが揃うお土産屋さん)もあるので、お土産を買い忘れても焦らずに。
まぁしかし。
私の失敗はこの空港からすでに始まってたんだよねぇ。
私の宿泊ホテルがあるのは赤の三成駅。
予定では青の弘大入口で乗り換えれば1本でたどり着く感じ。超余裕っしょ!
そんな気楽な気持ちで直通列車に乗った私。
普通はさぁ、初めて降り立った異国の地でさぁ、緊張感あるじゃん。ピリッとしてるじゃん。
なぜか電車で爆睡しちゃったんだよねぇ〜。
いや〜A'REX、座席ふっかふかで最高の寝心地。おすすめです。
気づけば黄色い終点のソウル駅。
でもまぁ別に乗り換えが1回増えるだけだし、許容範囲やん。余裕やんね。
普通なら。
ここから私の迷走が始まりました。
ソウル駅は結構広い。
でもとりあえず水色の4番線に乗ればええんや。
乗りました。
反対方面でした。
しかも音楽聴きながら(やめとけ)携帯でいろいろ検索してたら(やめとけ)結構進んでからその事実に気づいてね。
わー!ってよく考えず慌てて降りたんだよね。
緑のところだった。いやどこだよ。
韓国の女子大の可愛い子たちには興味あるけど、今は13人の男子たちに会いに来たんだよあたしゃ。
三成から結構遠ざかってるやん!!
引き返そう。そうしましょ。
引き返せば全然平気!
大丈夫!時間はまだまだあるし!!
……いや。
ないんだけど。
反対方面へのホームが。
日本の駅だと、同じホームの反対側に乗れば良かったり、階段登ればあったりして、同じ路線なら基本的に改札出ることないやん?
ないねん。
どこにもないねん反対側を走る電車のホームが。
この後、同じ現象に悩まされまくることになるんですけど、韓国では駅にもよりますが同じ路線の反対方面に乗るために一旦改札を出なきゃいけないことが多い。
聞いてへん。
そんなん聞いてへんわ。
とにかく改札を出るという頭がなくて、構内をぐるぐる回る。
やっぱり、ない。
別の路線への乗り換え場所はあるのに、同じ路線の反対方面行きの電車はない。
そうやん!改札の駅員さん………!!
いねぇ!!!仕事をしろ!!!
埒があかないので、改札越しに改札の外にいた韓国女子(可愛かった)に声をかけてみました。
英語……通じない。
日本語……無理。
でも私には!アプリがある!
路線図を見せながら知ってる単語を並べました。
よぎぃ!!(ここ)かごしっぽよ!!(行きたい)
女の子は首を傾げながらスマホを見てくれた。
かわいい。
女の子の返事は『パンデ!』だった。
うん。
ぱんでってなぁに?
必死に首を振りながらパンデを繰り返してくれるお姉さん。かわいい。
言葉が通じないと、人は最終的にボディーランゲージに至る。
必死に手をぐるぐる回し始めたお姉さん。
かわいい。
あ〜〜!!??反対!!
パンデって反対ってことか!!
……うん。せやねん。
反対やから困ってるねん。
私は反対側にいるから、こっちに行きたいねん…!!
今思えば、翻訳機とか使えばよかったのにね。
お互いなぜか必死に改札を挟んで韓国語と日本語とボディーランゲージで話してた。
最終的にお姉さんは、改札越しに私の手を掴んで引っ張りながら改札から出て〜!って言ってきた。
え、出ていいの…?
いいから出て!
(全部ボディーランゲージ)
そこからはずっと私の手を握ったまま、歩き始めた。
ハユンちゃん。背の高い21歳の女の子だった。
改札を出て5分くらい歩いたところに、乗りたい電車のホームがあった。
本当にありがたくって、わざわざ連れてきてくれた優しさが嬉しくって、初めて韓国の人に心から伝えたよね。
カムサハムニダって。
ハユンちゃんは笑顔でファイティン!って言って、元来た道を戻っていった。
彼女にはこれから先の人生、楽しいことしか起きないよう魔法をかけたので絶対幸せになる!!本当にありがとう!!
この後も乗り換えのたびに迷い、その度に声をかけたり、逆に声をかけてもらったりして、その度に『パンデ!』って言われて、その度にみんな丁寧に教えてくれた。
本当にありがたかった。
改めて私も日本で困ってる旅行者がいたら、積極的に声をかけよう〜って思った。
そんなやりとりを繰り返して、3時間かけてようやくホテルにたどり着きました。
もうこの道中だけでめっちゃ疲れて、思わずベッドにダイブした。
でも、出だしから迷いまくったおかげで、その後の電車移動は超スムーズにできるようになった。
私に知らないことはない…みたいな顔して乗ることができました。
人生に無駄な経験はひとつもないわ。マジで。